人間が特に意識なく行っている行動、例えば呼吸や起きる寝る、内臓を働かせるなどは自律神経によって行われているものです。この神経は、昼間に働く交感神経と夜寝ている間に働く副交感神経によって成り立っています。そして、この二つがバランスを保つことによって健康的な人間生活を送れていることになるのです。しかし、ストレスなどによってそのバランスが乱れやすいものとも言えます。
この二つの神経のバランスが乱れることで、頭痛やめまい、発汗、睡眠障害、不安感、倦怠感などの症状を起こしてしまうことがあります。血管の収縮や拡張もこの神経によって制御されているので様々な不調につながってしまうのです。肉体的ストレス、精神的ストレスにより今まで当たり前に機能していたものが機能低下してしまったり、脳へのダメージが起こってしまったりするのです。ですからこの神経のバランスを保つことが健康的な生活を送るための基本的要素になります。
良いバランスを保つためには、適度な運動で体内循環を整える、好きなことをしてリラックスする時間を取る、失敗や嫌なことをため込みすぎず自分をもっと褒めていたわってあげることが大切です。好きな香りを嗅いだり、ゆっくり入浴することもストレスを軽減することができます。また、自分を大切に思ってくれる人との触れ合いが大切です。