中年男性ですが、年々、息切れがひどくなっています。原因を教えてください

息切れの症状は、その名の示すとおり息が切れることですね。息切れは、一般的な生活の中では珍しいことではありません。運動不足の体で階段を何階分も昇ったり、激しいスポーツをしたりすれば、息が切れることは当然です。このような場合には、運動不足を解消することで息の切れることを直すことができます。

しかし、ここで問題にしているのは、そのように体を激しく動かしているわけでもないのに、息切れがすることだと思います。このような症状があるときには、必ず原因が潜んでいるものです。生活習慣も影響しますが、気づきづらい原因の1つが、ストレスによる交感神経の緊張です。ストレスを受けると、交感神経が優位となって緊張を生み、そのために筋肉が硬くなってしまうので、その中を通っている血管が細くなってしまうのです。丁度、水道につないだホースをぎゅっとつまむと、水が勢いよく流れるのと同じように、血管の中の血液の流れも勢いがよくなります。そうなると、血管を流れる血液の流動抵抗も多くなるために、心臓がその分強く脈打たねばならなくなるので、動悸やひいては息切れが発生することになるのです。つまり、息が切れると言うことは、心身が何らかのストレスを感じて緊張していることが原因という可能性もあります。