長年、喘息の発作に苦しんでいます。通院していますが、何か対処法はありますか?

そもそも喘息とは気管支に炎症を起こして気道が狭くなる事をいい、息をする時に「ゼ〜ゼ〜」、「ヒューヒュー」といった喘鳴があり、息苦しくなってしまったりします。そして、重度の場合は呼吸困難によって死に至ることもあるのです。一度発作を起こすと適切な予防措置をしないと繰り返し発作が起こり、重症化していく傾向があります。気管支喘息が自然に治るケースは小児で5〜7割で、成人で1割以下といわれています。

現代医学における喘息の治療法は「発作を起こさないようにする」、「もし発作がでた場合は気管支の炎症を鎮めて挟まった気管支を拡張する」というもので、これを対症療法といいます。これに対して完治を目指して原因を究明してその原因を取り去る治療法を原因療法というのです。また、今では治療法の1つとして漢方療法があります。最近の医師の中では西洋医学だけではなく、東洋医学も積極的に取り入れる医師も増えてきています。患者の体質に合わせて漢方を処方します。その特徴は間接的効果ということになり、それに対して漢方は体全体の健康度を高め心身が元気になれば、自然治癒力が働いて免疫力が上がり、喘息も治るという考えなのです。体の冷えも関係するといわれているので、体を温める漢方を服用していると、冷え性が改善すると必然的に喘息も治るというのが珍しくありません。また、エクササイズなどの体操関連の運動方法もご検討ください。